夢七十七夜

夢を見た。

カールラガーフェルドとキャッチボールをしている。
殺し合いのキャッチボールだ。

少なくとも俺は殺すつもりで球を投げている。
状況はかなり俺が有利で、ラガーフェルドはボロボロだ。
無理もない。もういい年だろう。

しかし、頻繁に、俺とラガーフェルドの間にインド人やイギリス人が、スッと入ってきて立ちはだかる。
モデル立ちみたいなことをして、邪魔をする。
モデルではない。

俺はかなりの剣幕で怒鳴り散らす。実際ならこんなに声を荒げたことはない。
「球を投げる気がないなら今すぐどけ!出て行け!」

怒鳴り散らしながらも、ラガーフェルドが逃げないか目を光らせている。
そしてまた、殺意を込めて球を投げる。