夢四十四夜

夢をみた。

「いや、きっしんが第五60北(ダイゴロクジュッペー)におるけぇまあ大丈夫じゃろー」
と、シゲが向こうを見ながら言う。
ハッ!と視線の先を見ると、古い民家の二階の窓から、
きっしんがものすごく鋭い目付きで遠くを睨んでいた。

確か、そこは高校のグランドで、俺たちは戦っていた。
しかし、きっしんがそこ(第五60北)にいるからには安心だろうと思い
胸を撫で下ろしたように思う。

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