夢四十九夜

和気
おばあさんち
トムがずいぶんしわしわで弱っている

正月のときはここまでじゃなかったぞ
というか、今はいつだろう

しわしわのトムが不意に立ち上がる
よぼよぼと歩き出す

「どこ行くの?」
「ずいぶんヨロヨロしとるな」
などと話す

突然太朗が茹でたササミを取り出してトムに見せると
トムがみるみる元気になってどんどん興奮気味になっていく

「すごい!」
「やっぱりササミだ!」
「でも今ササミはダメだ!」
「胃がきついわ」

なんて言いながらササミを隠して、
少しずつトムに見せて、興奮しすぎないように気をつけている夢をみた。

いつの間にかササミは俺が持っていて、
トムに少しずつほぐして食べさせていた。

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