夢五十三夜 〜後編〜

そこは『ダイの大冒険』の世界だった。
今まさに、攻め込んでくるモンスターの群れとの戦いの準備の真っ最中だ。
隠れるための砦のようなものを作ったりしながら、かなり慌ただしい。
どうやら俺はリーダー格だ。
みんなにかなり慕われている。

忘れてしまったが、かなりたくさんのやりとりを村人とした。
二階の部屋にいた俺の携帯に
「モンスタータチハヤクソクヲヤブリ、コウゲキヲカイシシタ」というメール。
窓の外を見れば、なるほど取り囲まれ始めている。

やばい!と逃げようと携帯を手に…と、
同じ携帯が三つ!どれかわからん!
急いで三つとも持って一階へ降りた。
もう庭にも台所にも迫ってきている。

どうやら、村で人気者のおじさんがモンスターに殺されたらしい。
俺は怒りに震え、公文の部屋のドアから飛び出し、
モンスターを斬って斬って斬りまくった。

(なんだか妙だ)そう思いながらイオナズンを唱え、庭中のモンスターを倒した。
まだ鎮まらない怒りに震えながら、その妙な感じを探る。
ふとモンスターに目をやると…
ここも!
あそこも!

みんな魚だ。
庭も田んぼも、焼けこげた魚で埋め尽くされている。
俺はハッとして声に出した。
「タイの大冒険か!」

※砦は作ってはいたらしいが、どこにあるのかは知らなかった
※牟佐の家の中に、村があったのかはわからない
※家の鍵は、東京の家の鍵だった
※俺はアバンストラッシュも使っていた
※村人は、すごく俺をほめてくれていた
※人気者のおじさんの詳細は全く不明(だが俺はそれきっかけでキレた)

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