夢五十八夜


夢を見た。

通学路の途中にある信号機。

パラシュートみたいなのをつけた小学生が三人。
ぶら下がっておりられなくなっていた。

そのうちの一人が、すごく勇気を振り絞った様子で俺に
「お願いします!助けてください!」と、言う。

俺は、どうする!
といった感じで後ろを振り返る。
そこには頼れるいつもの友人たちがズラリ。

しかしそのとき!
突然、身長がその信号機の上くらいまである巨大な女性がやってきて、
真ん中の小学生をひょいっとつかんで地面におき、
(この女性は、同級生の井上さん?)
そのまま去って行った。

助けられた子は、恐怖のためか気絶している。
先生らしき男が介抱している。

俺は、残った二人を助けねばと思い
きっしんとのぶくんと走った。
高くて、異様にでかい朝礼台のようなものに登る。

「よし!グリコで助けに行こう!」
三人でうなずく。

しかし、みんな早く助けたいから出すのはパーかチョキばかり。
しまいにはチョキばっかりでグダグダになり
全員がウフフ、アハハと笑いながら全力で走り出した。
すると脇には、応援してくれるひとがたくさん現れて、
俺はのぶくんを颯爽と抜き去り、ゴールした。



男の子たちは助けていない。

2 件のコメント: